中村哲也
TETSUYA NAKAMURA

1968年千葉県生まれ、長野県在住。東京藝術大学大学院で漆芸を学び、以来、視覚情報が生物に与える影響をテーマに、多様な造形作品を制作している。1998年からは、「世界最速形態」「スピード」「改造」といった現代社会のテーマを探求し、ジェット機やレーシングカーをモチーフにした流線型の巨大彫刻作品《レプリカシリーズ》を展開。近年では、カスタムペイントカルチャーにおけるウェザリングの美学を取り入れたロボット作品や、生物学に着想を得た人工生命体のような造形作品を手がけている。また、バンクーバー五輪・ソチ五輪では、リュージュ日本代表チームのウェアデザインを担当するなど、ファッション分野でも注目を集めている。
近年の主な展覧会に、「TOKYO POP UNDERGROUND」(Jeffrey Deitch、ニューヨーク 2019年)、「中村哲也展」(NANZUKA 2G / 3110NZ by LDH kitchen 2021年)、「GODZILLA THE ART by PARCO vol.4」(PARCO MUSEUM TOKYO 2024年)などがある。