川田喜久治

KIKUJI KAWADA

1933年茨城県生まれ。 1955年、立教大学経済学部卒、1955年、新潮社に入社。
1959年よりフリーランス。佐藤明、丹野章、東松照明、奈良原一高、細江英公と共に写真エージェンシー「VIVO」(1959-61年)を設立。1996年、日本写真協会賞、 年度賞、2011年、同作家賞、2004年芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。
作品集に「地図」「ラスト・コスモロジー」「遠い場所の記憶」「Vortex」など。
日本の敗戦という歴史の記憶を抽象化するメタファーに満ちた作品集「地図/ Map」を1965年に発表し。2000年代には「ラスト・コスモロジー」「ロス・カプリチョス」と常に予兆に満ちた作品を発表しつづける。
 自身の作品について「時代に潜むデーモンを驚きの影として写しとめることで、記憶も作家のスタイルを映す鏡になるかもしれない」と語っている。近年はインスタグラムに日々作品をアップし続けている。